侍という観念上の存在を百姓(ネット民)というそれ以外の存在と対比している時点で不公平。いったい誰が侍に該当するのか?後に続く人間は著者の人格ではなくアウトプットの文章だけを参照した方がよい
あとで読まみます。多分ジェイン・ジェイコブズの倫理の話の日本版かと。
共に教養が深かったりボンクラもいたりする層。
丸山が書いたニーメラーの牧師の話を国語の教科書で読んだ者としては仰天する内容。まあ助手になれたんだから頭いいんだろう。
冷笑系批判っていう基本ゴミなコンセプトをあえて丸山に見出して面白くなっててよかった、小林や太宰をリアリティショーの演者の側におくのもよかった。
序文でお腹いっぱいだが丸山眞男という人物と著作には興味を持った
映画や小説がそんな扱いだったとは。何なら良かったんだろう。落語とかかな。
非常に手際の良い概観。いわゆる冷笑系だって冷笑することの無力は感じてるはずで、その時「百姓」だの「侍」だのは恰好の逃げ場なのよ。自分が冷笑系だとしても逃げるよりはマシだくらいの矜持は持っていい。
恐れ入った。相当力のある書き手だと思う。素晴らしい。
この文で言われている「侍」という言葉もどことなく頼りない印象があるな。ドストエフスキーやモーツアルトを嗜む程度で侍になれてしまうというのもどうなのか
ひっぱたかれて消えたのか
内容はともかく、丸山眞男について興味をもった。
“思春期にロクに恋愛もせず30歳で結婚する頃まで映画漬けだった丸山に、映画を通じて人間になるほかに選択肢はない。” /丸山眞男をある角度から表すとこういう人物評になるのはとても面白い
面白かった
丸山眞男に限らず、思想的なモノが世の中から忌避されるようになったと言うことでしょう。赤木智弘が言及しなければ名前さえ知らない人が増えるくらいに。
“あいつもバカ、こいつもバカと他人の思想を否定した小林がたどり着いたのは、オレは現実離れしていないという自負だけが残る「思想の砂漠」とでもいうべき不毛な世界”
戦前も今も同じだよ。その時の場の空気に同調してるだけ、権威と合一化して自分も偉くなった気になってるだけ、実人生経験の不足をサブカル知識で補ってるだけの人は多数、自分もそう。丸山真男ほどの自覚があるか
面白い丸山評だった。冷笑系との自己規定から始まる探求というのがネット民的にすごくリアル。こういう読み方もあるんだな。フィルターバブルの陰謀論が台頭する昨今、無責任の体系等々の丸山の指摘は良い解毒剤。
“ 民主主義や人権といった近代的なフィクションを健全に運営するためには、それがあくまでフィクションであることを自覚しながら半身で信じる半信半疑の姿勢が必要だ”
侍の思想と百姓の思想──ネット民のための丸山眞男入門(ンジャメナ)|LIMiNAL/リミナル
侍という観念上の存在を百姓(ネット民)というそれ以外の存在と対比している時点で不公平。いったい誰が侍に該当するのか?後に続く人間は著者の人格ではなくアウトプットの文章だけを参照した方がよい
あとで読まみます。多分ジェイン・ジェイコブズの倫理の話の日本版かと。
共に教養が深かったりボンクラもいたりする層。
丸山が書いたニーメラーの牧師の話を国語の教科書で読んだ者としては仰天する内容。まあ助手になれたんだから頭いいんだろう。
冷笑系批判っていう基本ゴミなコンセプトをあえて丸山に見出して面白くなっててよかった、小林や太宰をリアリティショーの演者の側におくのもよかった。
序文でお腹いっぱいだが丸山眞男という人物と著作には興味を持った
映画や小説がそんな扱いだったとは。何なら良かったんだろう。落語とかかな。
非常に手際の良い概観。いわゆる冷笑系だって冷笑することの無力は感じてるはずで、その時「百姓」だの「侍」だのは恰好の逃げ場なのよ。自分が冷笑系だとしても逃げるよりはマシだくらいの矜持は持っていい。
恐れ入った。相当力のある書き手だと思う。素晴らしい。
この文で言われている「侍」という言葉もどことなく頼りない印象があるな。ドストエフスキーやモーツアルトを嗜む程度で侍になれてしまうというのもどうなのか
ひっぱたかれて消えたのか
内容はともかく、丸山眞男について興味をもった。
“思春期にロクに恋愛もせず30歳で結婚する頃まで映画漬けだった丸山に、映画を通じて人間になるほかに選択肢はない。” /丸山眞男をある角度から表すとこういう人物評になるのはとても面白い
面白かった
丸山眞男に限らず、思想的なモノが世の中から忌避されるようになったと言うことでしょう。赤木智弘が言及しなければ名前さえ知らない人が増えるくらいに。
“あいつもバカ、こいつもバカと他人の思想を否定した小林がたどり着いたのは、オレは現実離れしていないという自負だけが残る「思想の砂漠」とでもいうべき不毛な世界”
戦前も今も同じだよ。その時の場の空気に同調してるだけ、権威と合一化して自分も偉くなった気になってるだけ、実人生経験の不足をサブカル知識で補ってるだけの人は多数、自分もそう。丸山真男ほどの自覚があるか
面白い丸山評だった。冷笑系との自己規定から始まる探求というのがネット民的にすごくリアル。こういう読み方もあるんだな。フィルターバブルの陰謀論が台頭する昨今、無責任の体系等々の丸山の指摘は良い解毒剤。
“ 民主主義や人権といった近代的なフィクションを健全に運営するためには、それがあくまでフィクションであることを自覚しながら半身で信じる半信半疑の姿勢が必要だ”