ジジェクの逆説節が全開。パンより自尊心ってのはポピュリズムの本質か
“人間はパンのみで生きる存在ではなく、パンがないときには、なおさらそうだ。重要なのは挫折した欲望ではなく、傷ついた自尊心だ”
曰く、「私たちは、虚偽と真実、言葉と事実の境界が崩壊した領域、事実と論証がもはや機能せず、神話と叙事によって支配される前近代的な魔法の世界に足を踏み入れている」。他、名言連発。ポストモダーン!
ジジェクを有り難がる必要はないんだが、はてブで妙に人気あるからなあ。
サーカスを寄越せという話ではなかったか
聖書だっけ。
右も左も飯を食わせろではなく尊厳と自尊心を求めて荒ぶっているというのは凄く腑に落ちた。実際経済格差は広がっていて生活は苦しいのになぜそこにフォーカスしていってしまうのか
えっじゃあ俺の尊厳のために焼き殺されて仕方ない連中はいますがそれは認められるんですね!
無知が恐ろしいのは秘密を守れないってことなんだけどな。
ジジェクのトランプに対する態度もだんだん変化している気がする。数年前はトランプ台頭を左派にとっての好機と捉える逆張りだったけど、今は彼の発言を文字通り捉えるべきという方向の逆張りへ。
『何よりも尊厳、屈辱、そして承認だ』 文明を滅ぼしたり民族を絶滅させたりしないと満たされない承認欲求を許容すべきなのかどうか。
“イランの核兵器保有を戦争犯罪だとみなすことは、核保有国である米国が、少なくとも現時点では核を保有していないイランを攻撃するという点で矛盾している。”
よくわかる話だ。現在の文化戦争や政治的分断がまさに”尊厳”をめぐる争いだからな。相手の行動原理を「かね」だと思ってると理解できない。
ドリフターズのノブさんが「尊厳が無くとも飯が食えれば人は生きられる。飯が無くとも尊厳があれば人は耐えられる。だが両方無くなると~」と言ってた/中国も人民が飯が食えている間は大人しいが食えなくなると…
人は、パンのみではアミノ酸価的に生きていけない。だから、欧米人は肉を食うんだよ。
文章としては面白かったけど、結局、現状分析としては右にリンクある https://japan.hani.co.kr/arti/opinion/56051.html の『トランプ大統領は明確な戦略的目標もなしに漂う巨大な操り人形にすぎない』の方が分かりやすいよな。困る
まあなんか、そういう実感出てきたよ。もう世界の国はそれぞれの思惑で戦争したりしてて、お題目としての人権とか人道とか安定とかもなくなってしまった。20世紀のはじめもきっとこういう感じだったんだろな
“ロシア・ウクライナ戦争で西側がウクライナを支援する理由が、単に軍需産業の利益を保証するためだという一部の左派の主張も荒唐無稽だ。現在の対立を貫く根本的な論理は、何よりも尊厳、屈辱、そして承認だ”
“敗北が明らかになった状況下でも、ナチスが最後まで持ちこたえたのは…、歪曲された意味での「倫理的な」執着のためだったように、トランプがイランを石器時代に戻すと脅している状況もそうだ。”(ジジェク)
“私たちが犯してはならない失敗は、トランプが単に長期的な戦略の一環として狂気じみた表現を誇張して用いていると考えることだ”
「皆の尊厳を」は対処は難しいけど「自分の尊厳を脅かされる恐怖」だと対処が可能な範囲に収まってくる。恐怖があるのは安全であると感じられないからで、恐怖自体は実体がない事もある。警戒する神経をどうするか
出発点はそうかもしれんが帰結がおかしくねえか?子どもをぶっ殺してどんな尊厳が回復するってんだろ。
post-truthの世界
"The economy, stupid"というように湾岸戦争でも急速に支持が下落したし本格的にパンが食えなくなるとそうでもないと思う。パンが食えなくなっても尊厳が回復したりしないし、政治でプライドを得ようとすることが間違い。
「大衆は愚かであることを認めよ→愚かなままで良い」という上から目線の言説は人気あるね。主権者は賢くなるべきだろう。ニュータイプになろうと言うわけじゃない。頭で考えて出来ることはしよう?
ジジェクは欧州の論壇にいながら10月7日直後からひとりでイスラエル批判した(でキャンセルされた)点だけで尊敬に値する。/どうでもいいけど古文の「生く」は四・上二段(上一段は9種だけ)だし標題は文語訳聖書由来
一般の人達が理由というより、複雑に密接に絡み合った現在の経済において、特定のグループから少人数を選んで国を任せる古臭い仕組みが壊れかけてることが露呈し始めてるだけでは。
「神話と叙事によって支配される前近代的な魔法の世界」
↓尊厳の回復に「力の誇示」や「他者の屈服」が必要だと考える傾向自体の問題とは言えるな。最近の無差別殺人者も要するにそれだったりする。多分彼ら(我々)は尊厳を「暴力的に奪われている」と感じてる。
法の支配はただのプライドの問題じゃないけど、それはともかくトランプは公衆の面前で自分に恥をかかせたオバマへのコンプレックスで動いてるので、イラン核合意未満の成果で終わることに耐えられないんだろうな。
ぼくの考えてること全部かかれてた/飢餓も疫病も戦争も概ね克服した21世紀以降の争いは全部「俺に自尊心、自己有用感を寄越せ」という争い
”いったいなぜ私たちは、世界最強国の大統領が極度に低俗な言葉を吐き、そのような指導者が神と同一視される世界に住むことになったのだろうか。”
タイトルの「生くる」は文法的に変。上一段活用だから「生きる」だよ(古典日本語でも)
人はパンのみにて生くるにあらず【寄稿】
ジジェクの逆説節が全開。パンより自尊心ってのはポピュリズムの本質か
“人間はパンのみで生きる存在ではなく、パンがないときには、なおさらそうだ。重要なのは挫折した欲望ではなく、傷ついた自尊心だ”
曰く、「私たちは、虚偽と真実、言葉と事実の境界が崩壊した領域、事実と論証がもはや機能せず、神話と叙事によって支配される前近代的な魔法の世界に足を踏み入れている」。他、名言連発。ポストモダーン!
ジジェクを有り難がる必要はないんだが、はてブで妙に人気あるからなあ。
サーカスを寄越せという話ではなかったか
聖書だっけ。
右も左も飯を食わせろではなく尊厳と自尊心を求めて荒ぶっているというのは凄く腑に落ちた。実際経済格差は広がっていて生活は苦しいのになぜそこにフォーカスしていってしまうのか
えっじゃあ俺の尊厳のために焼き殺されて仕方ない連中はいますがそれは認められるんですね!
無知が恐ろしいのは秘密を守れないってことなんだけどな。
ジジェクのトランプに対する態度もだんだん変化している気がする。数年前はトランプ台頭を左派にとっての好機と捉える逆張りだったけど、今は彼の発言を文字通り捉えるべきという方向の逆張りへ。
『何よりも尊厳、屈辱、そして承認だ』 文明を滅ぼしたり民族を絶滅させたりしないと満たされない承認欲求を許容すべきなのかどうか。
“イランの核兵器保有を戦争犯罪だとみなすことは、核保有国である米国が、少なくとも現時点では核を保有していないイランを攻撃するという点で矛盾している。”
よくわかる話だ。現在の文化戦争や政治的分断がまさに”尊厳”をめぐる争いだからな。相手の行動原理を「かね」だと思ってると理解できない。
ドリフターズのノブさんが「尊厳が無くとも飯が食えれば人は生きられる。飯が無くとも尊厳があれば人は耐えられる。だが両方無くなると~」と言ってた/中国も人民が飯が食えている間は大人しいが食えなくなると…
人は、パンのみではアミノ酸価的に生きていけない。だから、欧米人は肉を食うんだよ。
文章としては面白かったけど、結局、現状分析としては右にリンクある https://japan.hani.co.kr/arti/opinion/56051.html の『トランプ大統領は明確な戦略的目標もなしに漂う巨大な操り人形にすぎない』の方が分かりやすいよな。困る
まあなんか、そういう実感出てきたよ。もう世界の国はそれぞれの思惑で戦争したりしてて、お題目としての人権とか人道とか安定とかもなくなってしまった。20世紀のはじめもきっとこういう感じだったんだろな
“ロシア・ウクライナ戦争で西側がウクライナを支援する理由が、単に軍需産業の利益を保証するためだという一部の左派の主張も荒唐無稽だ。現在の対立を貫く根本的な論理は、何よりも尊厳、屈辱、そして承認だ”
“敗北が明らかになった状況下でも、ナチスが最後まで持ちこたえたのは…、歪曲された意味での「倫理的な」執着のためだったように、トランプがイランを石器時代に戻すと脅している状況もそうだ。”(ジジェク)
“私たちが犯してはならない失敗は、トランプが単に長期的な戦略の一環として狂気じみた表現を誇張して用いていると考えることだ”
「皆の尊厳を」は対処は難しいけど「自分の尊厳を脅かされる恐怖」だと対処が可能な範囲に収まってくる。恐怖があるのは安全であると感じられないからで、恐怖自体は実体がない事もある。警戒する神経をどうするか
出発点はそうかもしれんが帰結がおかしくねえか?子どもをぶっ殺してどんな尊厳が回復するってんだろ。
post-truthの世界
"The economy, stupid"というように湾岸戦争でも急速に支持が下落したし本格的にパンが食えなくなるとそうでもないと思う。パンが食えなくなっても尊厳が回復したりしないし、政治でプライドを得ようとすることが間違い。
「大衆は愚かであることを認めよ→愚かなままで良い」という上から目線の言説は人気あるね。主権者は賢くなるべきだろう。ニュータイプになろうと言うわけじゃない。頭で考えて出来ることはしよう?
ジジェクは欧州の論壇にいながら10月7日直後からひとりでイスラエル批判した(でキャンセルされた)点だけで尊敬に値する。/どうでもいいけど古文の「生く」は四・上二段(上一段は9種だけ)だし標題は文語訳聖書由来
一般の人達が理由というより、複雑に密接に絡み合った現在の経済において、特定のグループから少人数を選んで国を任せる古臭い仕組みが壊れかけてることが露呈し始めてるだけでは。
「神話と叙事によって支配される前近代的な魔法の世界」
↓尊厳の回復に「力の誇示」や「他者の屈服」が必要だと考える傾向自体の問題とは言えるな。最近の無差別殺人者も要するにそれだったりする。多分彼ら(我々)は尊厳を「暴力的に奪われている」と感じてる。
法の支配はただのプライドの問題じゃないけど、それはともかくトランプは公衆の面前で自分に恥をかかせたオバマへのコンプレックスで動いてるので、イラン核合意未満の成果で終わることに耐えられないんだろうな。
ぼくの考えてること全部かかれてた/飢餓も疫病も戦争も概ね克服した21世紀以降の争いは全部「俺に自尊心、自己有用感を寄越せ」という争い
”いったいなぜ私たちは、世界最強国の大統領が極度に低俗な言葉を吐き、そのような指導者が神と同一視される世界に住むことになったのだろうか。”
タイトルの「生くる」は文法的に変。上一段活用だから「生きる」だよ(古典日本語でも)