“私には、まだ54歳の妻を、自分の勝手な殉死の道連れにした乃木希典を、嫌わずにはおれない。”
家父長制が実行された
『殉死』は読んだけど乃木夫妻の死に方をリアルな文体で書いていて、そこから不気味なものを感じ取った。奥さんが乃木の一方的な感情に巻き込まれて殺されたことも書いてある。
志賀直哉には嫌われていただろうが、裕仁には大変崇敬されていた乃木希典校長
『殉死』では乃木の妻は最初から最後まで乃木のカスみたいな行動の被害者、という書かれ方だったけど……
”夫人は静かに余生を過ごしたいと言っているのに、乃木は殺してしまう。四代目猿之助の親殺しとはまったくレベルの違う、れっきとした妻殺しである。ここにこの一編は、天皇への殉死という行為の残虐さ”
「私には、まだ54歳の妻を、自分の勝手な殉死の道連れにした乃木希典を、嫌わずにはおれない。それが佐々木の意図だったか、演出の今野勉の意図だったかは、知らない」
乃木さんの殉死って「新しい天皇陛下にはお仕えしません」という失礼な話だとずっと思っている。
大濱徹也の『乃木希典』には検死記録が載っていて、奥さんは心臓を一突きで自刃されてる。乃木将軍の遺書には奥さんの生存が前提の文面もあって、この小谷野評は悪意の風評に乗るもののような気がする。。
米倉斉加年の乃木希典が妻と無理心中って想像するだに恐ろしい。
なんで50年前のドラマのキャラにいきなりブチギレてんの?
“安重根が悪魔のよう”(安氏の友人の日本人娼婦との関係も取り上げられたかな)(御著作で日本近世演劇上の死に沙翁劇の如くの哲学皆無と断じておられたが「儒教への造反」は充分に歴史相対主義でない評価対象では
野木は死んでくれたからまだ良いんですよ。算数もできないくせに(百発百中の砲一門は~)、引退後も実務に口をツッコミ続けた統合に比べると、個人的な悪行程度ならまだマシに成るという
こいつを祀った乃木神社の前を通ったら結婚式の広告が貼ってあって失笑した。しかも神前結婚式なんてもんは、明治神宮による昭和天皇結婚式の便乗商法という。
筆者はわたしとほぼ同年齢のようだが20歳以上年上に感じる文章で。
"私には、まだ54歳の妻を、自分の勝手な殉死の道連れにした乃木希典を、嫌わずにはおれない。"
生方敏郎『明治大正見聞史』は当時のマスコミ事情が窺えて面白いよ。記者達は当初乃木さんもバカなことしたなと嘲笑していたのに紙面には「軍神乃木の美しき忠義」と書く無責任さ。漱石鷗外はよくも悪くも明治の人。
阿川弘之の「志賀直哉」全部読んだけどあの時代の人にしては恐ろしく合理で冷徹、不合理・情に流されるといった価値観がドえらく嫌いだったみたい。食事も「パンとバター」が大好きで米はあまり好きじゃなかったと。
え、そうだったんだ! 知らなかった。殺人鬼じゃん
中康弘通著の切腹という本があるんだけど、これに殉死について書かれたとこあったんだよなぁ…。最初にやったとされるのは康政の従者だけど単独殉死だった気がするので後で確認してみよ
そのドラマ見てるけど、妻殺しというより心中に近い印象で記憶してる。あるいみ妻と一体というか、侍時代と地続きというか、あの年代のおっさんだとよくある感覚だったんじゃね? それにだいいち軍人じゃない?
普通は嫁さんに財産整理や死後の後始末を頼む流れだと思うんだけど、どういう心理なのかよくわからない
小さい頃漱石の『こゝろ』を読んで考え方や時代性のギャップに驚いた。今でもその価値観は受け入れ難い。
“で”
遺書から見て、乃木は自刃後にも妻が生存する前提で介錯を頼んでるんだが…。自刃に巻き込んだ結果に妻も後追いしたのは、乃木の配慮不足だったと思うが、無理心中したという解釈は無理がある。
乃木希典に関しては、当時の右派の神聖化に反発してか、作家陣が徹底的に貶める創作しているので、創作としてならまだいいが史実と受け止めるといかんよ。妻も遺書から追わせるつもりなかったというのが有力だし。
乃木希典の妻殺し - jun-jun1965の日記
“私には、まだ54歳の妻を、自分の勝手な殉死の道連れにした乃木希典を、嫌わずにはおれない。”
家父長制が実行された
『殉死』は読んだけど乃木夫妻の死に方をリアルな文体で書いていて、そこから不気味なものを感じ取った。奥さんが乃木の一方的な感情に巻き込まれて殺されたことも書いてある。
志賀直哉には嫌われていただろうが、裕仁には大変崇敬されていた乃木希典校長
『殉死』では乃木の妻は最初から最後まで乃木のカスみたいな行動の被害者、という書かれ方だったけど……
”夫人は静かに余生を過ごしたいと言っているのに、乃木は殺してしまう。四代目猿之助の親殺しとはまったくレベルの違う、れっきとした妻殺しである。ここにこの一編は、天皇への殉死という行為の残虐さ”
「私には、まだ54歳の妻を、自分の勝手な殉死の道連れにした乃木希典を、嫌わずにはおれない。それが佐々木の意図だったか、演出の今野勉の意図だったかは、知らない」
乃木さんの殉死って「新しい天皇陛下にはお仕えしません」という失礼な話だとずっと思っている。
大濱徹也の『乃木希典』には検死記録が載っていて、奥さんは心臓を一突きで自刃されてる。乃木将軍の遺書には奥さんの生存が前提の文面もあって、この小谷野評は悪意の風評に乗るもののような気がする。。
米倉斉加年の乃木希典が妻と無理心中って想像するだに恐ろしい。
なんで50年前のドラマのキャラにいきなりブチギレてんの?
“安重根が悪魔のよう”(安氏の友人の日本人娼婦との関係も取り上げられたかな)(御著作で日本近世演劇上の死に沙翁劇の如くの哲学皆無と断じておられたが「儒教への造反」は充分に歴史相対主義でない評価対象では
野木は死んでくれたからまだ良いんですよ。算数もできないくせに(百発百中の砲一門は~)、引退後も実務に口をツッコミ続けた統合に比べると、個人的な悪行程度ならまだマシに成るという
こいつを祀った乃木神社の前を通ったら結婚式の広告が貼ってあって失笑した。しかも神前結婚式なんてもんは、明治神宮による昭和天皇結婚式の便乗商法という。
筆者はわたしとほぼ同年齢のようだが20歳以上年上に感じる文章で。
"私には、まだ54歳の妻を、自分の勝手な殉死の道連れにした乃木希典を、嫌わずにはおれない。"
生方敏郎『明治大正見聞史』は当時のマスコミ事情が窺えて面白いよ。記者達は当初乃木さんもバカなことしたなと嘲笑していたのに紙面には「軍神乃木の美しき忠義」と書く無責任さ。漱石鷗外はよくも悪くも明治の人。
阿川弘之の「志賀直哉」全部読んだけどあの時代の人にしては恐ろしく合理で冷徹、不合理・情に流されるといった価値観がドえらく嫌いだったみたい。食事も「パンとバター」が大好きで米はあまり好きじゃなかったと。
え、そうだったんだ! 知らなかった。殺人鬼じゃん
中康弘通著の切腹という本があるんだけど、これに殉死について書かれたとこあったんだよなぁ…。最初にやったとされるのは康政の従者だけど単独殉死だった気がするので後で確認してみよ
そのドラマ見てるけど、妻殺しというより心中に近い印象で記憶してる。あるいみ妻と一体というか、侍時代と地続きというか、あの年代のおっさんだとよくある感覚だったんじゃね? それにだいいち軍人じゃない?
普通は嫁さんに財産整理や死後の後始末を頼む流れだと思うんだけど、どういう心理なのかよくわからない
小さい頃漱石の『こゝろ』を読んで考え方や時代性のギャップに驚いた。今でもその価値観は受け入れ難い。
“で”
遺書から見て、乃木は自刃後にも妻が生存する前提で介錯を頼んでるんだが…。自刃に巻き込んだ結果に妻も後追いしたのは、乃木の配慮不足だったと思うが、無理心中したという解釈は無理がある。
乃木希典に関しては、当時の右派の神聖化に反発してか、作家陣が徹底的に貶める創作しているので、創作としてならまだいいが史実と受け止めるといかんよ。妻も遺書から追わせるつもりなかったというのが有力だし。